2022/07/25 20:13
個人でもの作りをしていると
作業場が欲しいものです。
家賃を払ってアトリエなるものを借りられませんし
自宅の1部屋を作業場にしていました。
私は布雑貨を作っているので
型紙を作るにも
布を裁断するにも
アイロンをかけるにも
ある程度物を広げる作業が発生します。
型紙を作って、次は生地の裁断をと思っても…
ミシンをかけたから、アイロンをかけようと思っても…
部屋が広くないから、収納が潤沢にあるわけではないから
1つ前の作業の片付けをして次の作業に進むことになるのです。
私には、この「片付けて」のワンクッションのようなものが、足止めのようになっていました。
自分の気の持ちの持ちようだ と言われればそれまでですが。
次に移ろうという時に、「片付けて」という作業が
なにか出鼻をくじかれる気分になってしまうのです。
もっと部屋が広ければ…
材料ごとに置くスペースがあれば、しかもある程度広く…
しまいには、妄想を膨らませ、こんなアトリエだったら
常に片付いた状態で、流れの良い作業ができて
作品の完成スピードもぐんぐんあがるんだ。
なんて、夢みたことを思ったりしていました。
ですが、そんなこと無理だと諦めるのではなく
『理想のアトリエで、思う存分制作できる環境が必要です。』と信じて望んでみるのは無料で自由だと思うので、
心の片隅でぼんやり妄想して過ごしていました。
そうしたら…舞い込んできてくれました。
縁あって、家賃を払うこともなく使わせてもらえる
12畳のこの部屋。
タンスには、ロックミシン2つ、丸巻きの接着芯、洋裁用品、裁断用紙等々が、取り出しやすい形で収納でき
大きなクローゼットには自宅にあった生地の全てが入り
作業台の上には、今使うものだけを出して使う状態に
ととのいました という感じです(笑)
出来ることからやってみようと、
今年は4月から小さなPOP UPを続けてきました。
少しずつ、状況が変わってきていると実感しています。
今回のアトリエ(作業場)を使わせてもらえることも
私にとって奇跡的な 追い風だと思います。
理想や課題はまだまだありますが
無理だと思うことも
難しく考えず、諦めず
こうなったらいいと思う気持ちを大切にしていきたいと思います♪